ヴィンテージ好きが辿りつく
エイジドコート
篠原 輔さん(会社員)

毎日のコーディネートは鞄から

毎日、革の鞄と財布を変えるほど革製品を愛用する篠原さん。どの革鞄を持つか決めてから、その日の洋服のコーディネートを考えるといいます。

「革製品は使うことが一番のメンテナンス。毎日手で触ってあげることで艶が出て、味わいが出てきます」

気に入ったものを長く使うため、連続して使わず、ローテーションをしながらお手入れも欠かしません。靴も鞄も触ってみて革が乾燥してきたら、クリームを塗って必ず保湿。ブラッシングをかけ、乾拭きで磨くと奥深い光沢が増します。「何も考えずに革を磨いていると心身ともにリラックスできます」

職人が丁寧に作った古いモノが好き

月日を経るごとに味が出る革製品やアンティーク小物が好みの篠原さんが選んだのは、100年コートの中でもヴィンテージ感漂うエイジドモデル。洗い加工を施したことで、買ったその瞬間からまるで何十年も着たような柔らかな表情が魅力です。削りを入れた水牛のボタンや前立ての太いステッチなども、わざと着古したような雰囲気に仕上げています。「細かなパーツまで職人が丁寧に作り込んでいるのがわかり、永く着られる一着だと感じました」

ネイビーの100年コートは、普段から100%革靴派という篠原さんの靴コレクションとも相性が良く、特に茶系の革靴と合わせるのがお気に入り。互いの色が引き立ち、大人の着こなしが楽しめます。

蚤の市でお気に入りを探して

趣味は蚤の市巡り。動物を象ったカトラリーレストは代々木の蚤の市で見つけた100年以上前のもの。飾るだけでなく、3日に一度は食卓で実際に使っているそうです。

トカゲ革の財布は総手縫いのオーダーメイド。コイン、紙幣、カードすべて収納できるのに、上着の内ポケットにも収まるスマートさで、機能美を極めた逸品です。

紫金色に光る茶筒は新潟県燕三条にある鎚起銅器の老舗、玉川堂のもの。中には革製品のお手入れに使うコットンを収納。篠原さんならではの使い方です。

「銅も革と同じように磨いていくと色が変化するものなので、毎日磨いています」

50年後、100年後の姿を想像しながら、ひとつのものを愛用する。ものを永く大事に使う文化を大切にする100年コートと同じ思いを語ってくださいました。

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