自分のパーソナリティにぴったり合った、
理想のコートを手に入れたい。
そんな声に応えて、「100年コート」では
オーダーサービスもご用意しています。
コートのオーダーが初めてで、ちょっと不安……というかたも大丈夫。
熟練スタッフによるカウンセリングと、明快なカスタマイズメニューで
あなたの理想を具現化します。ここでは、パーソナルオーダーでできることを
実際のプロセスに沿ってご紹介。オーダーの一助としていただければ幸いです。
オーダープロセスに“必ずこの順で”という決まりはありませんが、どんなコートを仕立てようか迷っているなら、まずベースモデルから選んでいくのがおすすめです。そのバリエーションはメンズ7型・ウィメンズ6型。こう聞くと、種類が多くて難しそうにも思えますが、その中には着丈違いの“兄弟モデル”も。一覧化して見てみましょう。
オーセンティックかつモダンなバランスに仕上げた
現代のスタンダードシルエット
「100年コート」のラインナップで最も基本的なモデルといえるのがこちら。ベルトを締めてきっちり着ても、ボタンを開けて無造作に羽織っても程よいゆとりを感じられるシルエットに設定しています。動きやすさとモダンさを両立するため、前側の袖付けはセットイン、後ろ側はラグランにした「スプリットラグランスリーブ」を採用。着丈を3種類から選ぶことができるのも特徴です。
スタンダードモデルのトレンチと同様に、程よいゆとり感に設定したバルマカーン(ステンカラー)コート。足さばきも軽快にこなせ、颯爽としたコート姿を演出できます。セットインスリーブを採用している点もトレンチと共通。着丈は膝丈のミドルと膝上丈のショートからチョイス可能です。
本格的なトレンチコートのデザインを継承しつつ、すっきりと洗練された佇まいも意識したスタンダードモデル。上半身はスリムに設定しつつ、裾へ向かって自然に広がるシルエットで女性らしく。セットインスリーブで端正さを演出しているのもポイントです。シルエットはメンズ同様、ロング・ミドル・ショートの3種類から選んでオーダー可能。
軽快感を意識したバルマカーンコートは、膝上の着丈とすっきりした身幅で着こなしやすいバランス。ウエストベルトを備えているのがウィメンズのスタンダードモデルならではの仕様で、シルエットの変化も自由自在です。ベルトは外して着ることもでき、その際にはベルトループが内側に収納される“スラッシュインループ”を採用しています。
クラシックコートの魅力を堪能できる
身幅ゆったり・着丈長めのシルエット
往年のムービースターを思わせる、ダンディなトレンチコート姿を理想とするかたにおすすめなのがこちら。スタンダードモデルよりも身幅にゆとりをもたせ、着丈も長めに設定することで、クラシックトレンチの魅力を満喫できる表情に仕上がります。一枚袖のラグランスリーブを採用することで、肩周りにも余裕を。全体的に美しいドレープの表情を満喫できるモデルです。
身頃のゆとりを多めにとり、裾に向かってゆるやかに広がるAラインにデザインしたクラシックモデル。着丈も膝下まであるため、裾を翻しながら優雅に歩くイメージで着こなしたいときにおすすめです。ヴィンテージコートのような一枚袖のラグランスリーブを採用することで、曲線美あふれるショルダーラインを描き出しているところも魅力。
スタンダードモデルより身幅のゆとりを増やし、肩幅も広めに。着丈もロングにデザインしたクラシックトレンチ。ラグランスリーブを採用し、ナチュラルな丸みのある肩に仕上げているのも特徴です。ウエストベルトをギュッと絞って着れば、Xラインを強調したメリハリのあるシルエットに、ボタンを開けて羽織れば、たっぷりとしたドレープ感を楽しめます。
膝下までくるロング丈、身頃にゆとりを持たせたAラインが印象的なクラシックバルマカーン。フロントボタンを開け、無造作に襟を立てて着るスタイルも大変サマになります。袖付けもクラシックなラグランスリーブ。ショルダーラインに沿ったシルエットになるため、肩幅が広めのかたにも、華奢なかたにもフィットします。
メンズはS〜XL(一部店舗のみS〜4XL)、ウィメンズは36〜42(一部店舗のみ34〜48)からサイズをお選びいただいたうえで、着丈とゆき丈の調整が可能。着丈は-6〜+10㎝(メンズショートモデルは-4㎝〜+10㎝)、ゆき丈は-8㎝〜+5㎝の範囲で、1㎝刻みで調整可能。ベースモデルと組み合わせれば、理想的なバランスが実現します。
モデルとサイズが決まったら、次は素材選び。SANYOCOATのパーソナルオーダーでは、表地はもちろん裏地や着脱式ライナーの生地までカスタマイズ可能。組み合わせ次第でさまざまな個性を演出できます。
コートの印象を決定づける表地は、8種類からセレクト可能。「100年コート」のアイデンティティにこだわり、エジプト産の高級ギザコットンで織り上げたギャバジンだけに絞ってラインナップしています。生地づくりを手がけるのは、糸の染めから織りまでを一貫管理して世界トップレベルのコート地を生み出すファクトリー。色みの違うタテ糸・ヨコ糸を高密度に織り込むことにより、表情豊かな色合いを表現しています。仕立て映えするハリコシと耐久性、着込むほど味わいが深まるエイジングの美しさも意識しました。また、生地そのものが水を通しにくいことを証明する耐水度試験もクリア。表面のはっ水加工ともあいまって、多少の雨ならものともしません。レインコートをルーツとする三陽商会の矜持が表れた機能性です。
BEIGE
NAVY
BLACK
GRAY
OYSTER
KHAKI
OLIVE
RED
スーツやジャケットと同様に、裏地のカスタマイズでオーダーらしさを演出できます。写真のようにビビッドカラーを配して、“裏勝り”な一着に仕立てるのも一興。素材は「100年コート」のハウスチェックである「三陽格子」柄のコットン素材と、8色から選べるキュプラ素材。
SANYO-GOSHI
LIGHT BEIGE
BLACKNAVY
CHARCOAL GRAY
GRAY
GREIGE
LIGHT KHAKI
KHAKI
RED
BROWN
BURGUNDY
NAVY
KHAKI
OATMEAL
ORANGE
BLUE
SANYO-GOSHI
RED
BORDEAUX
GREIGE
KHAKI
GRAY
GOLD
NAVY
SANYO-GOSHI
選んだ素材に合わせて、バックルやボタンもコーディネート。小さなパーツですが、ここでもかなり完成時の印象が変わってきます。吟味を重ねて、細部までこだわりの行き届いた一着に仕上げましょう。
想いを込めてオーダーした一着には、
唯一無二の“物語”が宿るもの。
「100年コート」のパーソナルオーダーを
ご注文いただいたお客様に、
そのメイキングストーリーを
語っていただきました。
長く着られるトレンチコートが欲しいと思い、いろいろとリサーチを重ねてたどり着いたのが「100年コート」でした。ものづくりがしっかりしていること、たたずまいの美しさにも惹かれたのですが、やはりパーソナルオーダーで自由にカスタマイズできるという点が決め手になりましたね。私は身長のわりに細身なので、身幅で合わせると寸足らずになってしまう場合が多いんです。その点、こちらは着丈・袖丈を修正してオーダーできたので、理想的なシルエットを実現できました。
どちらかというとカジュアルに合わせるイメージだったので、肩周りに丸みのある「クラシックモデル」を選択。表地は王道のベージュにしつつ。ライナーと裏地はゴールド、バーガンディ、ネイビーの3色を使って遊んでみました。ボタンは焼きの入った水牛をセットしています。オーダー時にはかなり迷ったのですが、そのぶん愛着が深まりました。ライナーが着脱式なので、秋・冬・春と季節をまたいで活躍するところも便利。先日、海外を訪れたときも着ていきましたね。
オーダーして約1年が経った今、改めて実感しているのは、“いいものを長く着る”ことの充実感。実はこのトレンチとは別に、父から譲ってもらった30年以上前のウールコートも愛用しているのですが、長い時を経ても決して古びることなく、私にとって欠かせない一着になっています。この「100年コート」も同じように、時間をともにするほど魅力が増していき、自分にとって特別な価値をもつトレンチに育っていく。そんな予感がしています。
ここからは、実際にお客様からご注文いただいた
パーソナルオーダー「100年コート」をご紹介。
インスピレーションのヒントとして
お役立てください。
※オーダー価格は既製品+¥23,100〜¥64,900(オプション内容により異なる)お渡し時期はオーダーから2〜3ヶ月後となります。
ゆったりとしたシルエットの「クラシックトレンチ」をベースに、着丈をさらに5㎝伸ばしていっそうクラシックムードをアップ。裏地は三陽格子柄、ライナーはゴールドのキュプラ×三陽格子ウールでオーセンティックに仕上げています。
「クラシックバルマカーン」モデルをチョイスしつつ、着丈を5㎝詰めて軽快な足さばきも両立。裏地と表地はネイビーでストイックに仕上げながら、着脱式ライナーにはグレーのアクセントカラーをオンしました。ライナーの着脱によってガラリと表情が変わります。
モダンなシルエットの「スタンダードトレンチ/ショートレングス」ですが、表地はクラシックなオリーブ。この好対照なミックス感が新鮮なオーダーコートです。裏地はビビッドな赤で密かな主張を。ライナーはボルドー×カーキで、表地と裏地の色にそれぞれリンクさせています。
着丈は「クラシックトレンチ」のデフォルトをキープ。表地もベージュでベーシックに仕上げていますが、やや明るめの水牛ボタン&ベージュバックルで控えめなアレンジを施しています。裏地はグレー、ライナーは三陽格子×ボルドーで個性をプラスしました。
均整のとれたシルエットの「スタンダードバルマカーン/ミドルレングス」をカーキの表地でオーダー。光の当たりかたによって色合いが変化する、印象的な一着に仕上がっています。裏地とライナーにもカーキをあしらって、内側まで統一感ある表情に。
モダンクラシックな「スタンダードトレンチ/ミドルレングス」とオリーブカラーの表地を組み合わせて、渋さが際立つコートに。水牛ボタンとブラウンのバックルでさらに落ち着いた表情を引き出しています。着脱式ライナーは三陽格子柄でアイコニックに。
思わず目を奪われる印象的なレッドコート。「スタンダードトレンチ/ロングレングス」モデルをセレクトすることで、シックな大人らしさと華やかさを兼備した一着が完成しました。裏地とライナーはカーキで、あえて内側はシックに。
たっぷりとしたシルエットの「クラシックトレンチ」にブラックの表地を掛け合わせて、キリリとした精悍さと優雅なドレープ美を両立。ライナーはボルド×バーガンディの同系色に仕立て、艶やかでありながらシックさも感じさせるたたずまいになっています。
こちらは“中庸の美”を追求した一着。「スタンダードトレンチ/ミドルレングス」とベージュの表地、さらに裏地も同系色のベージュをチョイスし、着脱式ライナーもベージュ×オートミールと全体をトーナルに。こうした引き算の魅力を楽しむのもオツなものです。
クラシックのなかに、さりげない軽快感の演出が光る一着。「スタンダードトレンチ/ロングレングス」にベージュの表地という組み合わせでオーセンティックにまとめつつ、同系色のベージュバックルで柔和な印象をプラス。さらにライナーにブルーを取り入れて、チラリと覗く裾から軽やかさを演出しています。
クールなブラックギャバジンに、程よくスリムな身幅と長め丈の「スタンダードトレンチ/ロングレングス」モデルが好相性。モードになりすぎず、それでいてクラシックすぎない絶妙な組み合わせです。裏地はビビッドなレッドで、内側は一転、華やかに。
「スタンダードトレンチ/ミドルレングス」の着丈を4㎝長くして、モダンとクラシックの中間を攻めたシルエットに。ネイビーの表地にブラウンのナットボタンを組み合わせて、ほどよくカジュアルなテイストを加えている点にも注目です。
2023年3月10日に開店する、東京ミッドタウン八重洲「三陽山長 粋」では、100年コート MENのパーソナルオーダーを常時承ります。イレギュラーサイズにも対応し、いつでもパーソナルオーダーを楽しめるのはここだけ。ぜひお気軽にご相談ください。
※WOMEN'S のオーダーお取り扱いはございません。
住所:東京都中央区八重洲2-2-1 1F
営業時間:11:00~21:00
休:商業施設に準ずる
TEL:03-6271-8950
「100年コート」という名前の由来は、“手入れをしながら一生かけて愛用し、孫子の代まで受け継いでいけるようなコートをつくりたい”という想い。その一貫として、ケアやメンテナンスのサポートを行う「100年オーナープラン」をご用意しています。もちろん、「100年コート 粋SUI」も100年オーナープランをご利用いただけます。
SANYOCOATがつくられるのは、青森に構える自社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」。長年コート専業を貫き、日本を代表するコートメーカーのひとつに数えられています。
「100年コート」は、“純国産”を示す認証基準「J∞QUALITY」の商品認承第一号。原料・生産・販売などプロダクトにかかわるすべての工程を日本で行った、正真正銘のMADE IN JAPANです。