クラシックなものには
長い歳月を経た独特の美しさがあります
日髙有梨さん(牧阿佐美バレエ団ダンサー)

本物にこだわって作ることが長く愛される秘訣

今シーズンSANYO COATのメインモデルを務める日髙有梨さん。3歳からバレエを始め、日本を代表するバレエ団で主役として活躍する姿は、クラシックバレエの新時代をリードする存在として注目されています。

「古典と呼ばれるものには独特の美しさがあります。ずっと上演されてきた歳月の分、作品に厚みが出てくるんだと思います」とクラシックバレエの魅力を教えてくださった日髙さん。

バレエはセリフを使わずに、踊りで物語を表現しなければなりません。そこが醍醐味でもあり、難しい部分です。

「言葉や国の壁がない分、どの国の人でも観てもらえるのがバレエの楽しさです」

日髙さんが所属するバレエ団では創立当時より衣装の生地感にはこだわりがあり、歴史ある古典作品では特に本物のシルクやベルベットを使用して衣装を作り、今でも受け継がれているそうです。

「シルクの衣装は照明の当たり方、映え方が全然違うんです。作品の時代背景に沿って、本物にこだわって作り上げた先人達の思いを感じます」

常にベストな状態を保つために、メンテナンスは欠かせません

体が資本のバレエダンサー。食事はきちんと摂り、無理なダイエットはせず、体調管理を徹底している日髙さんですが、「それでも自己流には限界があるので、不調の時はプロの力を借りて、きちんとメンテナンスするように心がけています」。

体に少しでも変調を感じたら、信頼しているドクターにすぐ相談し、マッサージや整体などの施術を受けるようにしているそうです。

コートも毎日着た後のブラッシングはもとより、定期的なプロの手によるメンテナンスに出すことでベストな着心地を維持することが出来ます。

1mmのズレを感じ取れるのは日本人の繊細さがあってこそ

「舞台の上ではどんなに端に立っていても、絶対に気を抜かないようにしています。見えないからと気を抜くと、舞台の完成度に影響してしまいます」

海外での舞台経験もある日髙さん。日本とヨーロッパのダンサーを比較すると、やはり骨格や体型に歴然とした違いを感じることが多いそうです。その一方で、日本人ダンサーの優れた点として「群舞で動きを揃えて踊るのは日本人のほうが得意ですね。一列に並んだ時の1mm、2mmのズレに気づいて、修正できるのは日本人ならではの繊細さだと思います」と話してくださいました。

Photo:Tamami Yanase

Text:Yuka Takasawa

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